確定申告の準備
|不動産投資を行っていると毎年2~3月にやってくるのが確定申告です。確定申告時期になって慌てないように、日頃から準備しておきましょう。
ワンルームマンション1室だけの不動産収入しかない場合は、領収書類が揃っていなくてもざっくりと年間経費10万円、などと申告を行っても特に税務署から指摘されることはありませんが、マンション1棟や、ワンルーム5室以上など、収入金額、投資規模が大きくなってきた場合は、しっかりと帳票をそろえ申告書類を作る必要があります。また、青色申告を行うことにより、税務上の優遇を受けることができるというメリットもあります。
年間を通じての準備
◎毎月の収支計算のための準備
不動産管理会社から届く管理報告書の封筒に、その月の領収書や電気代明細、クレジットカード利用明細を入れて整理しておくことにより、確定申告時期の伝票入力が楽になります。
◎クレジットカード利用明細や、通帳明細は電子データでも保存しておくと便利です
最近では、クレジットカードの明細や預金通帳の入出金明細をオンライン管理画面で確認できるので、それらをページ保存するか、PDF作成ツールなどを使って電子データとして保存しておくと、いつでも呼び出して内容確認できるのでおすすめです。各種明細は、過去をさかのぼってオンラインで確認できる期間が限られているので(例えば、あるクレジットカード会社は半年前までの明細をオンライン表示可能、ある銀行では3ヶ月前までをオンラインで確認可能)、こまめに電子データ保存しておきましょう。
確定申告のための帳票類の作成方法
◎弥生会計ソフトを使って帳票作成
楽天やアマゾンを通じて、弥生会計などの会計ソフトを購入し、電子帳票を作成しましょう。
弥生会計の場合、オンラインバックアップサービスも行っているので、万が一パソコンが壊れてディスクが読み込み不能となった際にもデータを守ることができます。
※正しい税務申告については、お近くの税務署、または税理士にお尋ね下さい。