ROIとは

ROI(投資収益率)とは、最初の投資金額に対して年間何パーセントの回収ができたかを意味します。ROIの計算方法は次の通りです。

ROI(%) = 年間キャッシュフロー ÷ 最初の投資金額 × 100

例えば、500万円の資金と銀行借入2500万円を合計して3000万円の不動産を購入したところ、賃料等の年間回収金額から経費等を除いたキャッシュフローが250万円だった場合、

ROI(%) = 250万円 ÷ 500万円 × 100 = 50%

になります。投資資金500万円のうち、50%の250万円を1年間で回収できるという意味です。

ここで重要なことは、不動産の購入総額に対する回収割合でなく、投資した自己資金に対する回収割合であることです。上記例で、最初に自己資金を現金で3000万円投下した場合に、年間回収額が250万円だった場合は、

ROI(%) = 250万円 ÷ 3000万円 × 100 = 8.3%

となります。銀行から融資を受けて不動産を購入することにより、最初の金額に対する回収割合は通常大きくなります。これをレバレッジ効果と言い、銀行からの借り入れ割合が大きい程、ROIは大きくなります。