収益還元法とは
|収益還元法とは、不動産の鑑定評価方法のうちの一つです。例えば、その不動産の存在するエリアで築15年の鉄筋コンクリート造マンションが表面利回り10%で取引されていたとすると、年間賃料収入3000万円のマンションを収益還元法により価格を算定すると、
不動産価格 = 年間賃料収入 ÷ 表面利回り = 3000万円 ÷ 0.1 = 3億円
になります。つまり、年間賃料収入の高い物件ほど価格が高いという計算になります。ここでいう表面利回りのことを還元利回りと言います。人気エリアでは還元利回りは低くなり、不人気な地方都市に行くと還元利回りは高くなります。利回りが高い物件と思っても、実際は空室率が高いため実質利回りはそれほど高くない場合もあるので投資物件を選ぶ際は利回りのみを追い求めるのでなく、総合的に価値を判断しましょう。