不動産売買、引渡書類一覧

不動産投資において、投資不動産を購入する際、または不動産を売却する際に売主から買主へ引き渡される書類は次の通りです。なお、物件によっては下記全ての書類が引き渡されないこともあります。

• 設計図書一式

設計図書一式は、今後の修繕工事を行われる際に工事業者にとって宝物と言えます。例えば、設計図書類により、壁の中や床下の配管や配線の位置が分かれば正確に安く工事を行うことが可能になります。また将来の雨漏り工事、屋上やルーフバルコニーの工事を行う際に、工事費用を見積もったり、実際に工事を行う際にも役立ちます。

• 構造計算書
• 確認台帳記載事項証明書
• 改修・修繕工事 概要書（報告書）

外壁改修工事や、高額な修繕を行った際に工事業者から工事発注者（不動産オーナー）へ提出された報告書類。

• 消防用設備点検結果報告書

通常、年に１回を目安に消防設備点検が行われます。その点検結果報告書類。

• 土地境界確認書

近隣の不動産所有者と、土地境界確認が行われている場合。

• 土地境界確定通知書
• 過去の賃借人の記録、契約書控えおよび関係書類

以前の賃貸者との契約書があれば引き渡されることもある。但し、個人情報保護が法律で厳しく規制されている現在では、過去の契約書類や関係書類は引き渡されない場合もあります。

• 賃貸借契約書および関係書類

物件に入居した際の初回契約時野契約書、及び最新更新契約書。また、火災保険控え、保証会社との契約書控え、住民票や場合によっては、入居者写真などの書類一式。

• 自動販売機の設置契約書

自動販売機が設置されている不動産の場合、不動産所有者と自動販売機会社との契約書類。

• 郵便ポストの暗証番号
• 各室の鍵および設備の鍵、および合鍵

ただし、所有者が複数回変わった場合には、鍵交換が途中行われた結果、最新の鍵が不明な場合、または存在しない場合もあります。その場合、引渡書類一覧に記載。

• ガス会社との契約書

配管などを無償貸与を受けている場合、それら契約書類。給湯器がリースの場合、リース契約書。または、ガス会社から無償貸与を受けている場合関連契約書類

• 設備の保守点検契約書

例えば、エレベータや水道ポンプの保守点検契約書類。

• その他前所有者から引き継いだ書類
• その他、契約書類

もし、不動産購入時に上記書類を受け取った場合は、将来不動産を売却する時のために、書類一式を大切に保管しておきましょう。